MARUTAMA
「1円パチンコに哀歓あり」
NHK様のドキュメント72時間にて、当社の石巻店の様子が放送されました。
「パチンコまるたま」のありのままの姿に密着いただき、多くの方にパチンコ店のリアルを知っていただくきっかけをいただいたNHK様に、心より感謝申し上げます。
石巻の地域事情をパチンコ店の様子から切り取りたい!
石巻のエリアは漁業が盛んで年齢層が高いこともあり、他の都市と比べて活動時間がとても早く、朝の5時頃から生活が始まる方もいます。そのため、パチンコ店も早いお店では7時前に開店しているホール様もありました。(※法律では朝6時から営業をすることが認められていますが、都道府県の条例によっては開店時間は10時以降のように定められているところも多く、9時前後の開店が一般的です。)
NHK様では、そういった他より早くから街が動き出す石巻の地域事情を、「朝7時から開店しているパチンコ店」という切り口から探っていきたいというのが当初の趣旨でした。そのため、複数の店舗を取材して、エリア全体の状況を取り上げたいということで、当社にもお声がかかった流れです。
想像と全然違った過ごし方をされている「まるたまのお客様」を取材させてほしい!
1つ目は、取材しやすい店舗環境です。ゆったり落ち着いた内装と、気軽にお話できるコミュニティスペース、高稼働でも他店と比べて静かな環境が取材に都合が良いとのことでした。ご担当の方も、遊技空間でもお客様とストレスなく会話が交わせることに驚いていらっしゃいました。
2つ目は、遊技だけじゃない過ごし方を工夫している店舗づくりに共感いただいたことです。レストコーナーや賞品コーナーなどを工夫している姿から、ただ「パチンコ・スロット」だけを提供しているのではないお店の在り方に面白さを感じてくださったようです。
そして、最も嬉しかった3つ目の理由が、マルタマに来られているお客様の姿に他とは違った過ごし方を感じてくださったことです。ヒアリングに入られたご担当者はパチンコをしない方でしたので、パチンコ店の雰囲気も、お客様の生の姿も、初めて目にするものばかりでした。そんな中、他のホール様でのヒアリングでは、「ギャンブルをしにきたに決まっている」といった想像通りの反応が大半だったそうです。一方マルタマのお客様からは、「仲間と健康を確かめ合う場所」「人との絆を感じられる場所」といったお声があり、当店を介した各々の生活や思い出を語ってくださる方が多くいらっしゃったそうです。「まるたま」というものが、お客様の日常の物語の中に、それぞれの居場所として存在しているということを感じられたと言っていただきました。遊技そのものではなく、マルタマに来ること・そこに集まった人と時を過ごすことが来店の目的になっている方々の姿を見て、「パチンコ屋さんではなく地域のコミュニティースペースを目指している」という当社の在り方を実感くださっていました。
取材は良いけどTVに映るのは嫌!「撮影終わったらまたくるね」
行政からの指令で、すべてのイベントは事前の告知が禁止されている(※特定日と結び付けた出玉イベントなど、違法な広告・宣伝手法を用いるホールが多いため。)ため、TV取材に関しても当日の店頭告知となり、入口でTVカメラの存在を知ったお客様が「カメラは嫌だから取材終わったらまたくるね」と言ってお帰りになることがありました。わざわざ足を運んでいただいた中申し訳なく思いましたが、取材自体に否定的なお客様は少なく、「放送楽しみにしてるね」「取り上げてもらえて良かったね」といった好意的なお声を多数いただきました。
今回の取材を通し、多くのお客様が恥じることはしていないという自負を持っている一方、パチンコをしない周囲の方からの理解が得られにくいため、顔を出して周りの人に知られたくはないと思っていらっしゃることを改めて感じさせられました。誠実な営業を続けることはもちろん、ホールやお客様の現実をもっと知っていただき、健全な遊びとしての認知を高めていくことでお客様を守っていきたいという思いが、一層強くなりました。
「パチンコ店へのイメージが変わった」「こういう場所も必要だと思う」
一方で、この放送をきっかけに、「パチンコ店って思っていた感じと全然違ってキレイだし悪いところじゃなさそう」「自分たちの他の趣味の活動となんら変わらないと思った」「生きていくうえで自分が大切にしたいと思える時間を持っていることは幸せなこと。イメージだけで他人がそういった時間を否定すべきじゃないことを考えさせられた」といったお声もいただきました。
放送を見て、何を感じるかは人それぞれだと思います。捉え方を変えてくださった方、それでも嫌なイメージは払拭できない方。各々に考え方や価値観がありますので、否定できるものではありません。わたしたちができることは、これからも愚直に私たちの目指すパチンコ店の在り方を具現化し続けることだと思っています。この放送をきっかけに、こういうホールもあるということを一人でも多くの方に知っていただけていたら嬉しいです。